本書『増補改訂版 図解でわかる! 理工系のためのよい文章の書き方〜論文・レポートを自力で書けるようになる方法』には、よりよい文章を自力で書けるようになるための、様々な原則やコツ、ヒントが書かれています。いずれも著者が大学で学生の皆さんを相手に、論文指導やレポートの添削を日々行ううちに蓄積したノウハウを基にしたものです。主に、次のような方にとって役に立つ本になるようにデザインしてあります。
- 高校生や大学生、大学院生
- 小論文やレポートが思うように書けない人
- 指導教員に「なにを言いたいのかわからない」とよく言われる人
- 新入社員や初級エンジニア
- 業務上のメールや報告書が「まわりくどい」と評価されがちな人
- 報告書や技術仕様書などの文書を効率的に書きたい人
- 上記の者を指導する立場の人
- 学生や部下に文章の書き方をどう指導すればいいのかを知りたい人
- よい文章を書くことの重要性を啓蒙したい人
自分で学ぶための教材としても、また文章指導用の教材としても使いやすいよう、本書のすべてのトピックは図解つきで4〜8ページに収めてあります。どのようなトピックがあるかについては、トピック一覧をご覧ください。
トピックの構成
各トピックは下の図のような感じで、図解と文章で構成されています。
(図は製作中のものです)
図解は各トピックの内容が一目でわかるようになっています。ですから、本書をパラパラとめくって、気になる図解が目にとまったら、詳しく本文を読む、なんて読み方もできます。一部のトピックには演習問題がついています。トピックの内容がどれだけ理解できているかの確認にもなりますので、ぜひ挑戦してみてください。
なお、各トピックの図解の一部は、Creative Commons (CC BY-NC-SA 4.0) 下で配布しています。研究室や部署で、チャットで使ったり印刷して壁に貼り出すなどしてご活用ください。翔泳社の本書関連ページ、または本サイトの「トピック一覧」から辿れる各トピックページからダウンロードできるようになっております。