辞書の有効活用法: 辞書を速く引けるようになろう 本記事は連載記事「辞書の有効活用法」の第2回目です。 辞書を使いこなす上でまず身につけておきたいのは、「辞書を速く引くコツ」です。目当ての言葉を見付けるのにかかる時間が短ければ短いほど、辞書を引く作業の心理的障壁が低くなります。 …
辞書の有効活用法: 語釈の順序について 本記事は連載記事「辞書を有効活用しよう」の第1回目です。 ある言葉を辞書で引くと、複数の語釈(言葉の説明)が、番号を付されて並べられていることがあります。 さて問題です。それらはいったい何の順で並んでいるでしょうか。 …
辞書を有効活用しよう よい文章を書く上で絶対に欠かすことのできない道具が、辞書です。 作家の井上ひさしは、辞書を持たずに文章を書くのは包丁を持たずに料理するようなもの、なんてことを言っています。同じく作家の大江健三郎は『広辞苑』を引き過ぎて、何度も壊しては新しいのを購入したという話が伝わっています。小説家の場合は意図的に耳慣れない言葉を使わねばならないことも手伝ってのことなのでしょうが、プロの作家にとっても辞書は毎日のように使う道具なのです。 …
文章を磨くことは、自分の内面を見つめることでもある 本書「3.5 既知の情報から新しい情報へとつなげよう」で、読み手は文章を読むときに、そこに書かれていることを読み手がすでに持っている知識と結びつけながら読んでいる、ということを説明しました。その例として次の文を本書では示しています。 …
2刷が出ます お陰様でみなさまのご好評をいただき、増刷となりました。皆様のご支持に感謝いたします。 なお、第2刷では、正誤表に掲載していた誤りをすべて修正しております。その他、見栄えをよくするためのわずかな修正を施した箇所がありますが、内容には変更はありません。 …
推薦図書: 演習問題が充実しているもの 本書の一部トピックには演習問題がついています。下の問題は「3.12 修飾語と被修飾語の関係を改善する」のものです。試しに挑戦してみてください。 さて、残念ながら本書ではこうした演習問題は「一部の」トピックにしかついておりません。説明文と図解を充実させた結果、ページ数を抑えるためには演習問題を削らざるをえなかったというのがその理由です。 そのため、演習問題をたくさん解いて自分の理解を試しておきたい、トレーニングを積んでから実践に臨みたい、という方には本書はちょっと不向きです。また学生や部下を指導する立場の方にとっては、テストの参考となる演習問題があった方がいい、という要望もおありかと思います。 …
文法のこと・主語のこと 本書は文章の書き方を教える本ですが、文法についてはほとんど触れていません。細かい文法知識に根差した説明をするとどうしても読みにくくなってしまうのに加え、よい文章を書く上でそれらは必須というほどではないためです。 …
論文とレポートの違い 本書の担当編集の方から、このブログで「論文とレポートとの違い」について書きませんか、という提案をいただきました。言われてみれば本書では、副題に「論文・レポートを自力で書けるようになる方法」と掲げていますが、論文の書き方については「4-4 理工系論文の書き方」や「4-5 論文概要は『起承転解結』」といった TOPIC では説明しているものの、レポートの書き方についてはあまり説明していませんでした。 …