本書は、文章の書き方を自分で学びたいという方のためはもちろんのこと、文章指導のための参考書として使えるように設計しています。
本書は文章を書く上で役に立つトピックを、細かく分けて説明しています。学生や部下の文章を添削していて、「ここはこうすればいいのに…」と思う箇所があったら、本書からその「こうすればいいのに」を説明しているトピックを探し出し、そのページを開いて「ここ読んどいて」と伝えてあげてください。
なお、いまどきはそうした添削指導もオンラインでされることも多いでしょう。そんなときは、ぜひ本書の図解画像をご活用ください。メールに添付したり、チャットに貼り付けたり、印刷して壁に貼ったりと、様々にご活用いただけるよう、本書の各トピック冒頭に掲げている図解はすべて、オンラインで公開されています。翔泳社に設けられている本書の紹介ページか、このブログの「トピック一覧」から辿れる各トピックのページをご覧ください。
なお、「講義で教科書として使うにはどうしたらよいか」というお問い合わせをいただくことがあります。申し訳ないことに、本書の構成をそのまま半期14回ないし15回の講義に当てはめるのは、現状ではできていません。
ただ、講義の組み立て方については現在検討を進めている段階です。再来年度の講義には間に合わせられるよう、準備を進めます。ご期待いただければ幸いです。