「2.4 基本は『導入・本論・展開』の三部構成」では、文章全体を導入・本論・展開の三部で構成するとよい、ということを述べました。
本トピックでは、その内の「本論」をさらにどのように構成するとよいかを説明しています。
「IMR」というのは、以下の三つの内容を指しています。
- 問題 (Issue)…自分が取り組んだ、解決しようとした問題
- 手段 (Method)…その問題を解決するために実施したこと
- 結果 (Result)…その手段を実行して得られた結果
これらをこの順番で説明することを、本書では推奨しています。
さて、これらを書くときに、おすすめの手順があります。まず「問題」と「結果」を書きます。
そうしたら、その「問題」と「結果」が正しく対応しているかを確認します。得られた結果に対して、掲げた問題が大き過ぎないか、問題が目指した方向と結果が乖離していないか、よく見比べてください。
これらが書けたらいよいよ「手段」を書いていきます。その手段が「問題」から「結果」を直接的に導くものに本当になっているか、余計なことを書き過ぎていないか、よく検討しながら書きましょう。「3.9 起きたことを時系列で語らない」でも述べたように、実際にやったことはついつい長ったらしく書きがちです。よく吟味して、余計なものは削ぎ落としましょう。