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読み手を意識する

旧版1-2図解

その文章でなにを伝えようとするのか、とりあえず主題文は書けたものとします。その次に考えないといけないのは、その内容を「誰に」伝えるか、です。

文章を書き出す前に、書き上がった文章を誰が読むのか、その読み手は内容についてどれくらいの知識をもっているのかをあらかじめ検討しておくことが大事です。

例えば、あなたが新しく「スマートフォン」というものを発明したとして、それをインターネットに触れたことのある人に伝えるのか、スマートフォン以前の携帯電話は使っていた人に伝えるのか、それすら使ったことのない人に伝えるのかで、その伝え方は自ずと異なってくるはずです。

こうした理由により、文章を書く前にはまず読み手のことを考える必要があります。そのためには、主題文と同様、読み手についてのおおまかな情報をあらかじめ準備しておくとよいでしょう。