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順列型と並列型

旧版2-4図解

2-3三部構成のパーツを組み合わせる」では、「文章のまとまり=パーツ」という概念をとりいれ、大きな文章をパーツを組み合わせて作る、という考え方を紹介しました。

本トピックではそのパーツの組み合わせ方として、「順列型」と「並列型」という二つの型を紹介しています。

「順列型」はパーツを直線上に並べるやり方で、もっとも基本的な構成です。パーツ間に順序関係があるような場合にはこの書き方を用います。

「並列型」は共通した性質を持つ複数のパーツを並べる際に用います。各パーツを比較したり共通する性質を浮かび上がらせたりしたい場合に有効です。

読み手はこうした文章の型に慣れているので、それに沿って文章を構成することで、導入に目を通すだけで続く文章の構成を予測できるようになります。

パーツ構成がだいたい決まってきたら、各パーツに番号と題をつけておくと、文章中から必要な箇所を素早く見つけられるようになります。このときどのように節を分けるかは、パーツが順列型で接続されているか、並列型で接続されているかを目安にします。