本トピックで伝えたいことは、トピックタイトルでほぼ言い尽しています。「大事なことは早く書く」です。
これはレポートや論文の類にとどまらず、日常的な連絡用文書にも通ずる原則です。メールで、予算申請の文書で、報告書で、日報・週報で、ありとあらゆる場面で通用します。(私の師匠はかつて「ラブレター以外のあらゆる文書で」とおっしゃってましたが)
ただ、なにが「大事なこと」であるかの見極めは、ときに簡単ではありません。
ひとつ覚えておくとよいのは「その文書を読んだ後に、読み手になにをして欲しいか」を考える、ということです。もし読んだ後急いで回答して欲しいのであれば、「なにをいつまでに回答して欲しいか」を真っ先に伝えることが大事です。
あわせて「2-2 基本は『導入・本論・展開』の三部構成」を読んでいただくと、その「大事なこと」をどうやって素早く簡潔に伝えられるか、の基本的な指針がわかるようになっています。